今日の聖句

2021年12月5日

(日)アドベント2 世界聖書日曜日

降誕がもたらされた人々

六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。

ダビデ家のヨセフと言う人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアと言った。

天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」

マリアはこの言葉にひどく戸惑って、これは一体何の挨拶かと考え込んだ。

すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。

あなたは身ごもって男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。

その子は偉大な人になり、いと高き方の子と呼ばれる。神である主が、彼に父ダビデの王座をくださる。

彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」

マリアは天使に言った。「どうして、そんなことがありえましょうか。私は男の人を知りませんのに。」

天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを覆う。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。

あなたの親類エリサベトも、老年ながら男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。

神にできないことは何一つない。」

マリアは言った。「私は主の仕え女です。お言葉どおり、この身になりますように。」そこで、天使は去って行った。

(ルカによる福音書 1:26-38)

『聖書 聖書協会共同訳』より引用