新翻訳事業について

聖書事業懇談会 新聖書翻訳の魅力―旧約詩文学を実例として― 小友 聡氏

小友 聡氏
2016年3月4日
於:大会議室(名古屋市)

5. 結論

以上、旧約の詩文学について新しい翻訳の紹介をさせていただきました。「新聖書翻訳の魅力」という題をつけてお話をしてきましたが、皆さんにきちんと「魅力」を語ることができたでしょうか。2018年に刊行予定の新しい日本語聖書は、すでに新約聖書はほとんど完成し、旧約聖書の翻訳もかなり進んでいます。あと半年すれば、ヨブ記やダニエル書についても訳文をたくさん紹介し、皆さんに新しい訳を十分に味わっていただけるのではないかと思います。私は詩文学の翻訳編集担当者ですが、これまで翻訳に携わる多くの方々と話し合い、時には激しく議論する中で、新しい翻訳は確実に新共同訳を超える、21世紀にふさわしい聖書になるだろうと確信しています。それは、ただ単に、これが原典に忠実で信頼できる翻訳というだけでなく、教会の礼拝で厳かに朗読され、大勢の信徒の方々がもっと聖書に親しみ、またその信仰生活が豊かにされるに違いないと思うからです。先日、読みました2月20日付のキリスト新聞に、新しい翻訳聖書に期待するものは何かというアンケートの結果報告が掲載されていました。第1に原典に忠実であること、第2に読みやすいものであること、それが読者の方々が期待することだと書いてありました。その期待には十分応える翻訳聖書になるでしょう。私は聖書学者としてだけでなく、教会の牧師としても、この新しい翻訳が現在の日本の教会に受け入れられるものになると思っています。新共同訳聖書が出版されて30年になろうとしていますが、それを超える次の時代がもうすぐ教会にやってきます。

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