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深刻な被害の広がるパレスチナから(エルサレム)

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大量殺人と破壊が続くイスラエルとパレスチナ暫定自治区。
O-21プロジェクトはこのような子供達の助けとなるためにパレスチナ聖書協会を支援している。

イスラエルとパレスチナ暫定自治区での紛争が悪化する中、パレスチナ聖書協会はO-21プロジェクトから支援を受け、苦しむ人々に御言葉を伝えている。

パレスチナ聖書協会総主事ラビブ・マダナット氏は次のように語った。「パレスチナ聖書協会の聖書普及活動は、O-21プロジェクトを通して社会に浸透し、より多くの実りをもたらしています。我々が聖書普及活動を行おうとする場所では、必ずいつも人々が我々を待っており、神が我々に先立っておられることを感じています。我々のすべきことは、ただ主に従い、喜んで主に仕えることだけです。神の言葉が、紛争の中にある子供達に希望を与え続け、クリスチャンの連帯を強め、そして答えを探し求めている学生に新たな視点を与えているのです。」

平和に飢え渇く子供達

先の2月、我々はO-21プロジェクトの一環として、冬季休暇の聖書学校を開くために、PLO(パレスチナ解放機構)のある党派に招かれた。我々のチームは毎日、エルサレムの北に位置する、ラマラとナブルスの間にあるサルフィトという町に通った。危険な道であったが、我々はそこを通る以外になかった。聖書学校のプログラムが開始される数日前に、この道でパレスチナ人キリスト教徒の薬剤師が射殺されたばかりであった。

キリスト教を知らない子供達

5つの村落から60人の子供達が参加した。皆キリスト教に触れたことのない子供達であった。場所は、パレスチナ教育省に属する公立の学校を使用し、正門には「パレスチナ教育省・聖書協会共催」と書かれた大きな看板があった。そこでのプログラムは主に聖書物語が基本になっており、歌の時間には「世界中の神の民に平和」という賛美歌が子供達に教えられた。

叫ぶ

歌の時間に、リーダーがパレスチナの町の名前をあげると、子供達は歌い、または「それらの町に神の平和を!」と大声で叫んだ。歌の終わりに近づくと、多くの子供達がリーダーに、彼らが住んでいる小さな村々の名前を入れて、もう一度その歌を歌ってくれるようにねだるのだった。そして、子供達は思いを込めて声の限りに叫ぶのである。「イツマに、マルダに、ハレスに、サウイェに、イスカカに神の平和を!」彼らの若い心は神の平和に渇いている。聖書学校が終了する日に5つの村から代表者たちがやって来て、彼らの村に住む全ての子供達のためにもう一度プログラムをやってもらえないだろうかという依頼があった。

学生達の生活の一部となったバイブル・センター

リビング・ストーンズ学生センターは、聖書マルチメディア資料センター兼、学生と若者向けのカフェとして2000年5月にオープンした。これはパレスチナ聖書協会とビルザイト・ローマカトリック教会による共同事業であり、O-21プロジェクトの一つである。近頃では、このセンターがラマラ・ビルザイト大学の何百もの学生達にとって憩いの場になっており、毎晩80から100人もの学生がここに立ち寄る。パレスチナ・キリスト大学の学生によるボランティアチームが、このセンターのスタッフとして働いている。このセンターは、パレスチナ人であってもクリスチャンとして生きることができると多くの人に証明してきた。また、このセンターは若いイスラム教徒たちに、本や文化の一つとして、聖書に触れる機会を与えてきたのである。学生達はここで、聖書によって生き、彼らを尊重し愛を持って接してくれるチームのスタッフに会うことができる。最近、リビング・ストーンズ学生センターは近隣の村落に出向き、そこに住む子供達のための聖書プログラムを開催し、地域伝道を始めた。またビルザイト大学でのブックフェアにも出展した。


(ワールド・レポート2002年 4月号)


O-21(Opportunity 21)は、聖書協会世界連盟(UBS)主導の聖書伝道である。その目的はすべての人々に御言葉を届けることであり、現在75カ国で375のプロジェクトが進められている。


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