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中央モザンビークを洪水とサイクロンが直撃(中央モザンビーク)
2007年2月の熱帯サイクロン・ファビオにより強制退去したムラタタにある収容設備の人々。

モザンビーク中央部では、ザンベジ谷の激しい洪水による被害に加え、2月22日にサイクロン・ファビオが同地域を直撃し、二重の災害に苦しんでいる。建物が破壊され、木々が打ち倒され、連絡網が切断され電気も通らなくなるという。

3月12日に発表された正式な人的被害総数をあげ、モザンビーク聖書協会の総主事ヴァレンテ・ツェコ氏は、49万4千人が災害の影響を受け、モザンビーク聖書協会の関与は「早急で不可欠」のものだったと述べた。「苦しんでいる彼らの霊的な必要のために手助けしている団体は他にないのです。」

大規模な緊急避難に加えて、テテ州の聖書協会のスタッフは、栄養不足から日々病気が発生していると報告している。

「人々は、食べられるものは何でも、草でも食べるようになっています」とツェコ氏はいう。

モザンビークの聖書協会はモザンビークのキリスト教協議会を通して、被害を受けた人々に土着の言語の聖書を用意している。

聖書協会世界連盟アフリカ地域のプログラム・コーディネーターであるエヴァリスト・ムンヤバラメ氏は、この状況のために祈るように仲間に呼びかけた。

サイクロンの前に、洪水によってすでに40人の死者が出、およそ17万人の人々が緊急避難を余儀なくされた。

ツェコ氏の公式発表によると、食料、衣服、薬、新鮮な水が必要にも関わらず、殆どの道路や橋が切断されているため、政府機関や赤十字、その他の非営利団体による、洪水で被害を受けた地域にいる人々の救援は難航した。「軍隊、船、ヘリコプターが人々を救出するために動員されたのです。」

移住を余儀なくされた、16万4千人以上もの人々が収容設備に保護されたことに加え、今、7万人以上の人々が洪水から安全な場所に移されている途中である。

「殆どの田野の作物が失われてしまいました。近い将来に収穫は見込めないでしょう。」


冠水した農場を舟で渡る人々。

そしてモザンビーク中央部がまだ洪水の被害に対処しているところに、サイクロンがやってきたのである。ツェコ氏によれば、そのサイクロンは「時速200kmにも達し、通過した途上にあるもの全てを破壊しました。主に三つの州、イニャンバネ、マニカ、ソファラが被害を被りました。観光地のビランクロスでは、刑務所の屋根が吹き飛び、壁が崩れて全ての囚人が逃げてしまいました。警備の者たちでさえ、自らの命を守るためにより安全な場所を探すようなありさまでした。年配の女性が家の下敷きになり、誰も助ける人がいなかったために亡くなってしまいました。」

2000年には、国の歴史上最悪の洪水により、何百人もの人々が亡くなった(ワールドレポート350、351、357、360参照)。しかし、政府はその体験から学び、現在の危機の対処に関して称賛を得ている。ツェコ氏によれば、当局は海外からの支援を「ただ手を広げて待ち望む」のではなく、お互いに助け合うようにと励ましている。

「被災者に対して、企業、教会、市政機関、非営利団体などからの支援は増加しています。」とツェコ氏は説明する。「今のところ、政府からの緊急援助の要請はなされていません。政府機関は、人々の救援支援に対する能力の高さを示しました。前回の災害が、彼らにどのように災害を未然に防ぎ、被害を受けた人々を支援したらよいのか教えたのです。」


(ワールド・レポート2007年 4月号vol.1)


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