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ネパール語聖書が、とても必要なのです。
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聖書協会の書店に並ぶネパール語聖書

 毎年、ネパール聖書協会は聖書を読みたいと切望しているたくさんの人たちから、手紙を受け取る。このような嘆願は、聖書を買うことができない困難な状況にいる人たちからのものがほとんどであり、限られた資源の中から、ネパール聖書協会は最善を尽くして助けようとしている。しかし、需要はネパール聖書協会の能力をはるかに超えたものである。
ネパール聖書協会には受刑者たちからの聖書を求める手紙が多く寄せられている。ある受刑者は、最近このように書いている:

不安

 「どうか、旧新約のネパール語の聖書と、他のキリスト教の資料を今すぐに送ってください。ここにいるほとんどの人たちは、不安なまま時間を過ごしています。でも私は聖書を読み、充実した時をすごしたいのです。」

 ネパールの刑務所からの要請は、プリズン・フェローシップへと伝えられているが、ネパール聖書協会は、よりそのグループと深く関わって働いていくことを考えている。
 ネパール聖書協会は、世界中でそうであるように資金が豊富ではない。多くの学生たちからも聖書がほしいとの要望が寄せられている。つい最近のものには、ネパール聖書協会も励ましを受けた。屋台のスタンドで、お茶一杯しか買えない8ネパール・ルピー(米ドルで12セント)が一緒に寄付されていたからである。僅かな額ではあるが、いかに聖書を読みたいかを示した行為であった。
 ネパール人口の相当数の人々が、大抵、経済的な理由で他国に移住している。そのため、多くの嘆願は母国の外に住むネパール人のクリスチャンからのものである。
 「ネパール語聖書が、とても必要なのです。」と、カタールのドーハに住むネパール人は書き送っている。「ネパール出国の際、自分の聖書を持ってくる時間がなかったのです。私たちは国外にいますが、いつでも神様の栄光と御用のために働く用意があります。どうか、私に聖書を一冊贈ってください。お金は支払います。」
 マレーシアからの別のリクエストも同じようなものであった。
 「私はマレーシアに来て2年経ちます。ここで教会を探すことは難しくありませんが、ネパール語の聖書を探すのはとても大変でした。ここに住むほかのネパール人に贈るために、Heart of Manという小冊子を探しています。私たちは母国を離れていますが、私はネパール人のクリスチャンが、信仰に固くとどまっていてほしいのです。」
 ネパール聖書協会は、これらのリクエスト全てに応えたいと願い、ネパール人のコンタクト情報や、彼らの滞在国におけるネパール語の聖書を配布している書店の情報を送り、それがうまくいかない場合は、書物を直接送ることを試みている。
 例えば、タイの国際拘置所(IDC)にいるネパール人の男性を援助することができた。彼は、元は警官で、ネパールの国会議員の子息でもあったが、父を毛沢東主義者に殺された。そのことに怒り、幻滅して警察を辞め、母国を出た。タイでは、観光ビザより長く不法滞在したため、刑務所に収監されたが、ネパール警察と毛沢東主義者たちに指名手配されていたため、政治的難民とされたのである。刑務所にいる間に、彼はクリスチャンとなり、ネパール語の聖書を探しているうちにネパール聖書協会と文通するようになった。

心から神様を信頼して

 ある手紙で、彼は以下のように綴った。「私は心から神様を信頼し信じています。神様が、ネパール人の同胞たちが平和に生活できるように助けると確信しています。今では、政府と毛沢東主義者たちの間で和解がなされたと聞きました。どのネパール人も、私のような生活を送ることがないようにというのが、私の願いです。ネパール語の聖書と、その他の書物を送ってくれたネパール聖書協会に、心から感謝しています。ありがとうございました。」


(ワールド・レポート2008年3月号)


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