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チェルノブイリの被害者たちへの支援―今なお困難は続く

チェルノブイリ事故により影響を受けた子どもたちのためのリハビリテーション・センターにいる女の子。図書館にて。

 ウクライナにおけるチェルノブイリの原発事故から20年以上を経た今でも、隣国のベラルーシでは苦しみを負っている。実際に幾人かのオブザーバーたちは状況が良くなるどころか、却って人と環境にとり状況が悪化していると恐れている。惨事が起こったときにはまだ産まれていなかった『チェルノブイリの子どもたち』がとりわけ憂慮の対象である。大人より環境汚染の影響に弱く、とりわけ甲状腺疾患兆候の子どもたちが多い。ベラルーシ共和国の聖書協会はここ数年、このような子どもたちを助けるための活動を活発に行ってきた。

 聖書協会のプロジェクト・マネージャーであるアナトリー・グレーベンは語る。「『チェルノブイリの子どもたち』はおよそ40万人います。何人かの子どもたちは海外に一時的に行き健康を回復する機会がありますが、その他の子どもたちはベラルーシにある子どもたちのためのリハビリテーション・センターに通います。最近ツダノヴィチにある、400人ほどの子どもたちを一ヶ月位ずつ預かっているセンターを訪れる機会がありました。」

くたくたになった聖書

 聖書協会のスタッフがセンターにある図書館に案内されると、全ての子どもたちにとって一冊しかない使い古された子ども聖書を見せてくれた。5年前に聖書協会によって寄贈された聖書が本当に多くの子どもたちによって読まれていた。あまり数多くない図書館の蔵書を見て、聖書協会のチームはたくさんの聖書と、子ども向けの聖書に関連する本を持ってきたことをとても喜び、時おり図書館の在庫を補充することを約束した。
 ツダノヴィチの子どもたちのように、ヴィレイカにある ホープ ・リハビリテーション・センターに一時的に住む子どもたちは、特に汚染された地域にある遠い村からやって来る。彼らには、他の子どもたちにとっては当たり前のこととして受けとめられている機会があまりない。だがその場所では彼らは学び、運動をし、適切な治療を受けることができる。また聖書協会の寄贈により、多様な子ども向けの聖書関連の本を手に取ることができるようになった。
 副所長のヴェラ・アレクサンドロヴナは言う。「聖書協会によって与えられているこの素晴らしい機会を感謝しています。私たちのスタッフには正教会やカトリックの信者もいますが、子どもたちの勉強を手伝う時には彼らも聖書やその他の本を用います。」
 このようなセンターを訪れるたびに聖書協会のスタッフはこの活動を続け、さらに広げることの重要さを必要の大きさから改めてひしひしと感じている。
 「この子どもたちには神様だけが与えることのできる安らぎと励ましが必要です。私たちは、み言葉を通して主が子どもたちの心に働くと信じています。もし多くの子どもたちにいのちを与えるみ言葉を届けたいと思い、このようなセンターにおけるキリスト教書の必要に応えるのであれば、より多くの本が必要なのです。」とグレーベン氏は述べている。


(ワールド・レポート2008年 6月号)


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