2021年1月
ヘルモンとはヘブライ語で「聖なる捧げもの」の意味。イスラエル最北端のレバノン、シリアにまたがる山で、最高峰は2814m。詩編133に(神様が降される祝福の香油が)「ヘルモンの露のようだ。それは、シオンの山々に滴り落ちる。」と讃えられている。また、キリストの変貌の山ともいわれている。
ヘルモン山
撮影:横山 匡
2021年2月
ソロモン王は紀元前10世紀に、メギドを防衛基地として戦車の町とした(列王上9:15)。紀元前24世紀以前から重要な要塞の町として栄えていた。以来多くの戦いが繰り返されてきた(列王下9:27、23:29)。新約聖書の預言では、「ハルマゲドン」(ハル・メギド=メギドの山)で世界最終戦が行われるとされている(黙示録14:16)。
メギド遺跡
撮影:横山 匡
2021年3月
野の花がどのように育つのか、よく学びなさい。(マタイ6:28)ギリシア語聖書では野の花はクリノン(ユリ)となっていて、百合の花をあまり見かけないイスラエルではアネモネやラナンキュラス、ヒナゲシ、そしてチューリップなどがその候補に挙げられている。シャロンチューリップは地中海岸やシャロン平野、カルメル山などで見られる。写真はギルボア山の木漏れ日の射す草むらにひっそりと咲いていたシャロンチューリップ。
シャロンチューリップ
撮影:横山 匡
2021年4月
ガリラヤ湖畔にある、湖面からの高さ125mの小高い山。頂上にはフランシスコ会の教会が建てられている。なだらかなスロープで、キリストが山上の垂訓を語られ、12人の弟子が選ばれた場所だとされている。ガリラヤ湖を見渡せ、花々が咲き乱れる美しい場所です。
祝福の山
撮影:横山 匡