― イースター物語 ―

 イエスは死刑にされるために、他の二人の犯罪人と共に引かれて行った。「されこうべ」と呼ばれる場所で、人々はイエスを十字架にかけた。
イエス 「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」
議員たち 「他人を救ったのだ。もし神からのメシアで選ばれた者なら、自分を救うがよい。」
兵士たち 「お前がユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ!」
 十字架にかけられていた犯罪人の一人がイエスをののしった。
犯罪人A 「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。」
犯罪人B 「お前は神をも恐れないのか。我々は自分のしたことの報いを受けているのだから当然だ。しかし、この方は何も悪いことをしていない。」
イエス 「はっきり言っておくが、あなたは今日私と一緒に楽園にいる。」
 すでに昼の12時ごろであったが、全地は暗くなりそれが3時まで続いた。
イエス 「父よ、わたしの霊をあなたの手にゆだねます。」
 イエスは息を引き取った。


インデックス
前書き 〜 死刑の判決が下る
イエス十字架上で死す
空っぽの墓にて
疑うトマス 〜 弟子達を派遣する
あとがき
オリジナルの聖書の個所を表示します >> 聖句ルカによる福音書23章32〜46

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聖句と用語集

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― イースター物語 ―

されこうべ(ゴルゴタ)

 「ゴルゴタ」とはヘブライ語で「頭蓋骨」のことを指す。ゴルゴタはキリストが十字架にかけられた場所として知られており、丘の形が頭蓋骨に似ていることからそう呼ばれたらしい。しかし、エルサレムの北城壁の外の丘に刑場があったという説や他の説もあり、特定はできていない。

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― イースター物語 ―

ルカによる福音書23章32〜46

 ほかにも、二人の犯罪人が、イエスと一緒に死刑にされるために、引かれて行った。「されこうべ」と呼ばれている所に来ると、そこで人々はイエスを十字架につけた。犯罪人も、一人は右に一人は左に、十字架につけた。〔そのとき、イエスは言われた。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」〕人々はくじを引いて、イエスの服を分け合った。民衆は立って見つめていた。議員たちも、あざ笑って言った。「他人を救ったのだ。もし神からのメシアで、選ばれた者なら、自分を救うがよい。」兵士たちもイエスに近寄り、酸いぶどう酒を突きつけながら侮辱して、言った。「お前がユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ。」イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王」と書いた札も掲げてあった。
 十字架にかけられていた犯罪人の一人が、イエスをののしった。「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。」すると、もう一人の方がたしなめた。「お前は神をも恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに。我々は、自分のやったことの報いを受けているのだから、当然だ。しかし、この方は何も悪いことをしていない。」そして、「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と言った。するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。既に昼の十二時ごろであった。全地は暗くなり、それが三時まで続いた。太陽は光を失っていた。神殿の垂れ幕が真ん中から裂けた。イエスは大声で叫ばれた。「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」こう言って息を引き取られた。

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