2024-25聖書カタログ

・ポ イ ント / 大 型 分 割 聖 書 ポ イ ン ト/ 講 壇 用 聖 書ポ イ ン ト / 大 型 聖書 8・5ポイ ン ト / 中 型 聖 書 、大 型 引 照 付 き 聖 書 ポ イ ン ト / 小型 聖 書 、 中 型 引 照 付 き 聖 書 1 聖書〈訳文/構成〉 1954年(新約)、1955年(旧約)発行 【底本】旧約=キッテル改訂3版、新約=ネスト レ校訂21版 戦後の国語の変化や聖書の学究の急速な進 歩により高まった、聖書の口語体への改訳要求 に応え、平易簡明の文体を旨とした訳業が日 本人の聖書学者によってなされた。1955年度の 「毎日文化賞」を受賞するなど話題を集め、戦 後の混乱期から高度成長を遂げてゆく日本の、 とりわけプロテスタントの教会や学校に広く普 及。文語訳聖書ゆずりの歯切れよい文体は、聖 句を暗唱し、信仰生活の標語として心に留め、 それによって神の導きを受けるのに適していると 称える愛用者は現在も多い。 1887年(旧約)、1917年(改訳新約)、 1982年(現行新組版)発行 【底本】旧約=特定不可能(参考として欽定 訳英語聖書、ブリッジマン・カルバートソン 漢訳聖書なども用いられた)、新約=ネストレ 校訂10版とされる 禁令が解かれる前後から聖書の日本語訳を試 みてきた各派宣教師らが、1874(明治7)年から 「翻訳委員社中」として共同で翻訳を始め、分 冊で順次出版し、1880(明治13)年に『新約全 書』が完成。旧約聖書についても「聖書翻訳出 版常置委員会」を組織。米英などの聖書協会 が出資し、1887(明治20)年に聖書全巻の翻 訳が完成。「明治訳」(元訳)と呼ばれる旧約 部分は現在も出版されている。峻厳かつ高雅 な文章で、文学にも多々引用されるなど、日本の 思想史、文化史上の金字塔と言われている。 1987年 (旧約、新約、旧約聖書続編)発行 【底本】旧約=ビブリア・ヘブライカ・シュトッ トガルテンシア(ドイツ聖書協会)、新約= Greek New Testament修正第3版(U BS)、旧約聖書続編=ギリシア語旧約聖書 (ゲッティンゲン研究所)とウルガタ版聖書 (ドイツ聖書協会) 18年の歳月をかけて生まれた現代日本の代表 的翻訳。カトリック教会とプロテスタント諸教会 の聖書学者70人以上の英知を結集。わかり やすい日本語であると同時に、典礼、礼拝に 用いられるのにふさわしい格調高い訳文で、日 本の8割の教会およびキリスト教主義学校で用 いられている。「聖書 新共同訳」には従来の 旧約聖書と新約聖書のみの版、およびカトリッ クをはじめとする第二正典を用いる教会のため に旧約聖書続編が付く版が用意されている。 ◆聖書の訳文について 新共同訳 聖書協会共同訳……P.6 口語訳 文語訳 ウェブページ「聖書の選び方ガイド」をご参照ください。 https://www.bible.or.jp/online/how-to-choose.html ◆聖書の構成について ■出版の形態では6つに分類されます。 1 聖書(①と②を1冊にしたもの) 2 聖書/旧約聖書続編付き (①〜③を1冊にしたもの) 3 旧約聖書(①) 4 旧約聖書/旧約聖書続編付き(①と③) 5 新約聖書(②) 6 新約聖書/詩編付き (②に旧約聖書の1文書である「詩編」を加えたもの) 7 新約聖書/詩編・箴言付き (②に旧約聖書の1文書である「詩編」・「箴言」を 加えたもの) 上の1〜 7に、引照・注付き聖書※2※3、和英対照聖書、 スタディ版※4などが加わります。 ■聖書は旧約聖書・新約聖書・旧約聖書続編※1の 3つの部分から構成されています。 ①旧約聖書 (創世記からマラキ書までの39の文書) ②新約聖書 (マタイによる福音書からヨハネの黙示録までの27の文書) ③旧約聖書続編※1 (トビト記からマナセの祈りまでの13の文書) ※1 旧約聖書続編 元来は紀元前から紀元後1世紀までの400年間に成立した宗教文書で、旧約聖 書(原典ヘブライ語)のギリシア語訳「70人訳」が編纂されたとき、これらの文書も 加えられ、初期キリスト者は旧約聖書とともにこれらも受け継ぎました。 13書のうち、はじめの10書をカトリック教会では「第二正典」と呼び、正典として認 めています。他方、プロテスタント諸教会ではこの13書をアポクリファ(外典)と呼 び、正典とは区別しています。 この13書のことを、当協会では「旧約聖書続編」と呼んでいます。 ※4 スタディ版(スタディバイブル) 聖書本文の他に、各書の概説、そして各ページの欄外に「生活習慣・社会・地理・ 歴史」および「神学上の基本的意味」をわかりやすい言葉で解説したスタディ注 を掲載しています。 ※2 引照付き聖書 ※3 注付き聖書 聖書理解の助けとなるよう、並行記事、相似するテーマや教え、語句、各種説明な どを掲載した聖書の他の部分の書名章節を、欄外に記した聖書です。聖書の学 びが深く豊かになります。 底本を離れる場合の「異読」、他の翻訳聖書と解釈が大きく異なる場合の「別 訳」、また、「言葉遊び」などを本文の欄外に記載した聖書です。

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