ウクライナ聖書協会、レイキネツ副総主事のレポートから
2025年5月後半、ウクライナの首都キーウとその近郊は3年前のロシアによる軍事侵攻開始から最も壊滅的な攻撃に耐えなければなりませんでした。5月だけで3,213ものドローン、100を超えるミサイルが私たちの大地に打ち込まれ、50人以上の命を奪い、200人を超える人々が負傷しました。多くの人々が恐れ、苦しみ、死のただ中におり、深いトラウマに直面し、答えのない問いを抱え、苦悩と絶望の中で泣き叫んでいます。

私たちの、み言葉を伝える業に今ほど緊急性を与えられている時はありません。毎日何千もの聖書関連の読み物が頒布され、それは私たちの供給する能力を超えています。兵士たちは常に祈りや物質的な支援を求めています。牧師や司祭たちは常に戦争で失われた聖書や子供向けの聖書物語を求めています。そのような状況にあっても、私たちは心を失っていません。私たちは人々の中で神の御業が働いているのを目の当たりにしている、生き証人なのです。
「私たちの主イエス・キリストの父なる神が、ほめたたえられますように。神は、豊かな憐れみにより、死者の中からのイエス・キリストの復活を通して、私たちを新たに生まれさせ、生ける希望を与えてくださいました。」
ペトロの手紙 一 1:3

私たちは一人ではない。ウクライナの人々のためにいつも祈ってくださってありがとうございます。皆さまのおかげで、戦争に疲れ心に傷を負った人々が神の言葉・聖書を手にすることができ、主の穏やかな声を聴き、優しく癒されます。あらゆる涙をぬぐう神の手となって下さって、ありがとうございます。皆さまに主の祝福がありますように。


2022年2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻し、ウクライナの人々は戦火に蹂躙されています。
ウクライナ聖書協会は、2月28日付で聖書協会世界連盟に下記のレポートを送っています。


すべてのウクライナ聖書協会スタッフは、頑丈なオフィスや倉庫に避難しています。昨夜は爆撃は少なかったものの、ウクライナ軍/医療従事者/救助隊を装い、人質を捕らえたり破壊行為を行おうとする人々もいるので、ウクライナ軍は多くの都市で民間人に外出禁止令を出しました。多くの人々は、特にキーウとハルキウでは頻繁に空襲警報があるために、シェルターの中で一日中過ごしており、彼らはしばしば食料、水、医薬品を欠いています。国の東部/南部/北部地域からウクライナ西部に向かって移動する人が多いので、地元の教会は避難所や食料や衣服を提供することで積極的に支援を行っており、聖書協会の西部支部は聖書を提供するために積極的に活動しています。しかし、聖書の在庫は急速に減少しています。
キーウ事務所に滞在する副総主事は、夜間も自由に街を移動するために軍から特別な許可を取りました。小さなチームと教会のボランティアや牧師と一緒に、彼らは困っている人々を支援しようとしています。シェルターにいる人々に食べ物、衣服、薬や聖書を持っていきます。家族の避難を助けたり、物資を集めて送ったりもしています。私たちは聖書読むためのデジタルデバイスを持っていたので、それらも非常に役に立ちました。
近隣諸国に避難を求めるウクライナ人の数が増え、地元の教会/キリスト教団体が積極的に対応しているので、私たちはすでにこれらの国々の聖書協会との協力を始め、聖書を供給する最善の方法を見出そうとしています。私たちの西部支部は、国境の牧師たちと協力して聖書をそこに送り、国境を越えて出荷してもらっています。国境は避難する人々であふれ、状況が複雑になってきたので、現在は聖書を供給する別の方法(デジタルを含む)を考えています。
引き続き、ウクライナの平和のためにお祈りください。
日本からの祈りと連帯の徴として、3月4日より「ウクライナ聖書支援募金」の受付を開始しました。お寄せいただくご献金はすべて、ウクライナ聖書協会とウクライナを支援する周辺地域の聖書協会の活動のために使われます。
ウクライナ聖書協会の活動は順次、日本聖書協会のX、Facebookでご紹介していきます。
皆様のお祈りとご支援をお願いいたします。
ご献金の方法
郵便振替:
00160-2-18410 口座名:(一財)日本聖書協会 / ゆうちょ銀行〇一九支店(当座)0018410
(通信欄に「ウクライナ支援」と明記してください)
銀行振込:
三井住友銀行 京橋支店(普通)6552744 口座名:(一財)日本聖書協会
(送金者のお名前の前に「ウクライナ」と付けてください)
コンビニ振込:
専用払込用紙をお送りします。下の「コンビニ振込で献金する」からお申し込みください。
クレジットカード:
「クレジット決済で献金する」ボタンからお申し込みください。
献金のお願い
ひとりでも多くの方に神のみ言葉を。日本聖書協会の活動をお支えください。
海外聖書製作支援献金
海外の支援は「聖書協会世界連盟(United Bible Societies)」を通じて行っています。
手話訳聖書製作支援献金
翻訳と動画制作の費用はすべて皆様からの寄付で賄われていますので、完成した日本手話による動画は専用のアプリ、YouTubeで誰でも見ることができます。
国内視聴覚事業献金
講習会の開催やメディアの研究・製作には多額の費用が掛かりますが、多くの方に利用していただくため、利用者の負担を少なくする努力を続けています。
この活動をこれからも継続していくため、皆様のご支援をお願いいたします。
国内災害献金
日本聖書協会では、被災された教会とその教会員の方々、教会関連施設への支援のため、「国内災害献金」の受付をしております。
神戸バイブル・ハウス支援献金
クリスチャンセンター「神戸バイブル・ハウス」は阪神淡路大震災を経て2003年、神戸聖書展の成功を機に再建され20年を迎えました。
ライフイベント記念献金
「ライフイベント記念献金」は皆様が歩まれた日々の証しを、聖書として次代へ贈るための献金です。人生の、信仰生活の節目に、記念の献金を捧げましょう。
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