
2013年11月
バルナバの霊廟
キプロス出身のユダヤ人でパウロの同労者。パウロを異邦人伝道に導いた功労者。第2回伝道旅行の際にパウロと意見が合わずキプロスに行ったが、その後は聖書に登場しない。現在はこの霊廟の地下洞窟に眠っているが、伝承によると彼の死後、その亡骸の争奪戦が激しく、世界各地をめぐってようやく生まれ故郷に帰ることができたという。多くの人々に愛されていたことの証であろう。
撮影:横山 匡

横山 匡 プロフィール
1937年高知県に生まれる。53年キリスト教に入信。84年に1年間イスラエルに滞在し写真撮影に専念。92年フリーカメラマンとして独立。「横山フォトライブラリー」開設。聖書の舞台を中心に世界各地で取材活動を展開中。
著書
「イスラエルに見る聖書の世界」旧約編、新約編。
「トルコ・ギリシア聖書の世界」使徒行伝編。
「イスラエル花景色」 以上(ミルトス)。
「目で見る聖書の時代」月本昭男氏と共著。(日本キリスト教団出版局)。
「アダムの青春と魚」「海はワイン色」「遥かなるパン」池田裕氏と共著。
「新聖書植物図鑑」廣部千恵子氏と共著。 以上(教文館)
写真集「ガリラヤの春」「波濤を越えて」「荒野の果てに」 以上(小堀グラフィックス)
他多数。