
2015年8月
プテオリの港
囚人となってでも、ローマに行くことを願ったパウロは、マルタ島で遭難した後、航海ができる春を待って、ローマ行きの船で出港する。プテオリの港で下船。この町で同信の兄弟を見つけて7日間滞在する。港のそばに立つ聖マリア教会の裏に「パウロ上陸記念碑」が建てられている。一行はここから陸路北上し、アッピア街道を通ってローマ入りする。現在はポッツオーリと呼ばれている港町。
撮影:横山 匡

横山 匡 プロフィール
1937年高知県に生まれる。53年キリスト教に入信。84年に1年間イスラエルに滞在し写真撮影に専念。92年フリーカメラマンとして独立。「横山フォトライブラリー」開設。聖書の舞台を中心に世界各地で取材活動を展開中。
著書
「イスラエルに見る聖書の世界」旧約編、新約編。
「トルコ・ギリシア聖書の世界」使徒行伝編。
「イスラエル花景色」 以上(ミルトス)。
「目で見る聖書の時代」月本昭男氏と共著。(日本キリスト教団出版局)。
「アダムの青春と魚」「海はワイン色」「遥かなるパン」池田裕氏と共著。
「新聖書植物図鑑」廣部千恵子氏と共著。 以上(教文館)
写真集「ガリラヤの春」「波濤を越えて」「荒野の果てに」 以上(小堀グラフィックス)
他多数。