教皇レオ14世に『旧約聖書詩篇四訳対照』と『聖書協会共同訳新約聖書ミニチュアバイブル』特装版を献呈
2025年10月10日(金)、日本聖書協会は教皇レオ14世に『旧約聖書 詩篇 四訳対照』と『聖書協会共同訳新約聖書 ミニチュアバイブル』特装版を副理事長である菊地功枢機卿を通して、献呈しました。
この献呈は、菊地枢機卿がローマのサン・ジョヴァンニ・レオナルディ教会の名義教会着任式のためにローマを訪れ、教皇との個人謁見を行った際に実現したものです。
献呈した2種類の聖書
日本における聖書普及事業150年を記念して発行された2種類の聖書を献呈しました。
ひとつは、日本において発行された「文語訳」「口語訳」「新共同訳」「聖書協会共同訳」を、「詩篇(詩編)」で俯瞰する『旧約聖書 詩篇 四訳対照』です。
正方形の判型に、2種類の紙を箔押しで繋ぎ合わせた美しい装丁で、10月1日に東京で行われた聖書普及事業150年記念レセプションでも、記念品として列席者に贈呈されました。
教皇には小口三方に金箔付けした特装版を献呈しました。

(C)Vatican Media


もう一つは『聖書協会共同訳 新約聖書 ミニチュアバイブル』です。
6cm×4cmという手のひらに収まるサイズながら、手仕事で仕上げられた総革装で、新約聖書全頁が収録された本格的な聖書です。
教皇には、白革表紙に天小口を金付けし(天金縁)、収納箱も特別製造した特装版が献呈されました。

(C)Vatican Media



現教皇のレオ14世に日本聖書協会発行の聖書が献呈されたのはこれが初めてです。
150年にわたる聖書普及の歩みを覚えつつ、この出来事を日本と世界における聖書普及の新たな一歩としてまいります。

