聖書協会共同訳の教会採用を巡って

「… 私たちから神の言葉を聞いたとき、あなたがたは、それを人の言葉としてではなく、まさに神の言葉として受け入れたからです。この神の言葉は、信じているあなたがたの内に今も働いているのです。」(新約聖書:Ⅰテサロニケ2:13)

新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に広がっています。中国湖北省武漢市から始まって、アジア全体に広がり、現在(3/24時点)は欧米諸国にまで至り、緊急事態宣言・国境封鎖・移動禁止措置などが起きています。キリスト教会の礼拝活動(集会)も場合によっては無期限中止という状態にまで発展しています。けれども、そのような状況下でインターネット通信網を駆使し、音声や動画配信などを通して教会の営みを継続しているところもあります。このような緊急事態であるがゆえに、人は新しいことを試み、そして刷新・変革の道に足を一歩進めるのかもしれません。

さて、日本聖書協会はこのようなコロナの影響を受けながらも、次の3年・5年・10年先を見据えて聖書事業を進めております。「聖書協会共同訳」の出版計画もいよいよこの春に大型を世に出し、これでスタンダードな小型・中型・大型がそろうことになります。そこで正式に【教会備え付けフェア】を開催することになりました。これは各地域教会で新しい聖書を採用していただくための企画です。特典も魅力的です!その詳細は次のURLからダウンロードできます。

教会備え付けフェア
https://www.bible.or.jp/online/si_standard.html

すでに教団・教派として「聖書協会共同訳」を公用聖書として採用してくださった群れが複数あります。この3月には日本ホーリネス教団がその総会において教団採用を公式に決定されたという通知を受けました。とても大きな喜びであり、また励ましでもあります。諸教会での礼拝・伝道・教育などに用いていただくことを通して、すなわち聖書を活用していただくことを通して、私たちのJBSミッションも実現していくと信じております。教派・教団・教会での採用に関するご相談はいつでも受け付けておりますのでご連絡ください。

神の言葉として日本語に翻訳された聖書が朗読され、それを説教者が神の言葉として向き合い説き明かし、さらにそれを聞く人々が神の言葉として受け入れる。公に一同が会することが困難な時でも、そのような神の働きが起きる事を願って祈るものであります。主なる神の平和と守りが皆様の上にありますように。

2020年3月25日