第36回聖書事業功労者賞をヴィッツェ・フォプマ氏にお贈りしました

2025年10月1日の聖書普及事業150年記念レセプションにおいて、第36回聖書事業功労者賞をフォプマ・ヴィーエル製本所代表のヴィッツェ・フォプマ氏にお贈りしました。
授賞式では、フォプマ氏が日本語でスピーチをしてくださいました。

受賞理由:

日本聖書協会発行物、特に「聖書協会共同訳 講壇用聖書」の優れた造本を通して、当協会の聖書出版事業に貢献されたことに対して。

略歴:

1980年オランダ・フリースラント州生まれ。印刷会社勤務を経て、2009年に製本所FopmaWier」を設立。2021年より日本聖書協会と協力し、講壇用聖書など複数の製作に携わる。2024年にはローマ教皇フランシスコへの献呈本も手がけた。

主な製作協力実績:

  • 聖書協会共同訳 講壇用聖書、同 旧約続編付き(2023)、同 特装版(2025)
  • 聖書協会共同訳 中型聖書 折革装、同ミニチュアバイブル
    の革表紙製作(2025)

受賞者スピーチ:

150年おめでとうございます。
今日ここに、私と父と母がいられることを、とてもありがたく思います。5年前には、私が日本語で話をするとは、考えられませんでした。本を造る仕事を始めたとき、外国で楽しい仕事がしたいと思っていました。この夢は、とても特別な形で叶いました。
日本聖書協会と仕事を始めたのは、4年前のことです。この仕事のおかげで、私は遠い日本に来て、日本のすばらしい文化を知ることができました。それだけでなく、ローマ教皇のために聖書を造って、バチカンに届けることができました。私たちの聖書は、バチカンの図書館に永久に残ります。このような経験ができて、本当にうれしく思います。そして、ありがたく思います。今日、このように賞をいただくことは、私にとって、とても特別なことです。言葉に表すことができません。
直接一緒に仕事をしてきた聖書協会の人たちに、特に感謝をしたいと思います。中野誠さん、海保千暁さん、柳澤真さん、そして永野新弥さんです。皆さんは、私に親切で、私を助けてくださいました。そして、私を大切にしてくださいました。私たちは一緒に、すばらしい仕事をすることができました。
どうもありがとうございました。

Wytze Fopma/ヴィッツェ・フォプマ