
2017年5月
ガダラ(イスラエル)
ガリラヤ湖の東岸に、ビザンチン時代の教会と修道院跡が発掘されている。イエスの時代ここはデカポリス地方。断崖が湖に迫っていて、この付近には岩に掘られた横穴のお墓がいくつも見られる。「一行は、湖の向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた。イエスが舟から上がられるとすぐに、汚れた霊に取りつかれた人が墓場からやって来た。」(マルコ5・1~)イエスが汚れた霊を豚の大群に乗り移させ、豚が湖になだれ落ちて死んだ、と記されている場所。
撮影:横山 匡

横山 匡 プロフィール
1937年高知県に生まれる。53年キリスト教に入信。84年に1年間イスラエルに滞在し写真撮影に専念。92年フリーカメラマンとして独立。「横山フォトライブラリー」開設。聖書の舞台を中心に世界各地で取材活動を展開中。
著書
「イスラエルに見る聖書の世界」旧約編、新約編。
「トルコ・ギリシア聖書の世界」使徒行伝編。
「イスラエル花景色」 以上(ミルトス)。
「目で見る聖書の時代」月本昭男氏と共著。(日本キリスト教団出版局)。
「アダムの青春と魚」「海はワイン色」「遥かなるパン」池田裕氏と共著。
「新聖書植物図鑑」廣部千恵子氏と共著。 以上(教文館)
写真集「ガリラヤの春」「波濤を越えて」「荒野の果てに」 以上(小堀グラフィックス)
他多数。