2020年4月
五つのパンと二匹の魚
5つのパンと2匹の魚で、5千人を満腹させたキリストの奇跡(ルカ9.10~17)を記念して建てられた「パンと魚の増加の教会」が、ガリラヤ湖畔のタプハにある。その教会の祭壇前の床に描かれているモザイク画。「わたしが命のパンである。」(ヨハネ6.35)と言われたイエス。パンは神の愛の象徴とも言える。また魚はギリシア語でイクスース。ローマ時代のキリスト教迫害時代に信者同士で信仰告白をする印として魚の絵を描いた。イエス・キリストの頭文字を含んだ魚が暗号として使われた。
撮影:横山 匡
横山 匡 プロフィール
1937年高知県に生まれる。53年キリスト教に入信。84年に1年間イスラエルに滞在し写真撮影に専念。92年フリーカメラマンとして独立。「横山フォトライブラリー」開設。聖書の舞台を中心に世界各地で取材活動を展開中。
著書
「イスラエルに見る聖書の世界」旧約編、新約編。
「トルコ・ギリシア聖書の世界」使徒行伝編。
「イスラエル花景色」 以上(ミルトス)。
「目で見る聖書の時代」月本昭男氏と共著。(日本キリスト教団出版局)。
「アダムの青春と魚」「海はワイン色」「遥かなるパン」池田裕氏と共著。
「新聖書植物図鑑」廣部千恵子氏と共著。 以上(教文館)
写真集「ガリラヤの春」「波濤を越えて」「荒野の果てに」 以上(小堀グラフィックス)
他多数。