「旧約と続編の前進の年」

2016.05.02

2016年3月の合宿 マカバイ記一の翻訳者委員会の様子
2016年3月の合宿
マカバイ記一の翻訳者委員会の様子

昨年は、新約聖書の翻訳が大きく前進した年でしたが、今年は旧約と続編の年です。
本事業では、原語担当翻訳者の原稿(第一稿)を日本語担当翻訳者(詩人や文学者、日本語学の先生がた)が改定案を出し(第二稿)、二人で話し合ったものが第三稿となります。その第三稿を、別の原語担当翻訳者と日本語担当翻訳者が見て、よりよいものにしていくというプロセス(翻訳者委員会)があります。
この翻訳者委員会までが最も大切で、かつ大変時間がかかるプロセスなのですが、昨年は新約の約8割にあたる部分で翻訳者委員会が終わりました。新約に比べて遅れていた旧約と続編ですが、翻訳者の先生がたが多くの時間を割いて努力してくださっている結果、今年は、旧約と続編でもほぼ終わる見込みがついてきました。
翻訳者委員会が終わりますと、翻訳者以外の専門家に見ていただいて改訂するという編集委員会となります。新しい聖書も出版の日が射程に入ってきました。

次の記事

第7回新約聖書編集委員会