聖書翻訳の歴史 | 翻訳史6 パピルスやヴェルムに


1 ザ・バイブル
2 聖書は何語で書かれたか
3 聖書の成り立ち
4 聖書は写本で伝えられた
5 ギリシア語の写本
6 パピルスやヴェルムに
7 翻訳された聖書 古代訳
8 民衆の聖書となる 現代語への翻訳
聖書を写すユダヤ人の専門家
ヨハネ福音書
写真の説明
[左]聖書を写すユダヤ人の専門家は、今でもヘブライ語の旧約聖書の言葉を、一字一字羊皮紙の巻物に書き写している。(写真提供/横山  匡)
[下]紀元4世紀にパピルスにコプト語で書かれたヨハネ福音書(部分)。英国聖書協会所蔵。

パピルス紙はエジプトにおいて紀元前3000年ごろ考え出された。パピルスはその材質から湿度に弱く、また乾燥しすぎてももろくなる。それに対してはるかに強靭な材料は羊、やぎ、子牛の皮から作る皮紙(ヴェルム)であった。写本材料がパピルスから皮紙にとって代わったのは、この耐久性と共に材料がどこででも入手できるという利点にもよっている。パピルスもヴェルムも最初は巻物として使用されていた。しかし巻物の場合、ある特定の部分を読みたい時には、そこを探すのに大変な苦労をしなければならなかった。その不便を解消するために考え出されたのが、現在の書物のような綴じ本(Codex)である。聖書写本は特定の個所を何度も参照する必要が多かったので、このコ-デックス型が早く普及したのである。

写本から印刷へ

聖書の写本は古代から始まって15世紀の中ころまで続いた。15世紀中ころドイツ人グ-テンベルク(1400-1468ごろ)による印刷術の発明は、聖書のみならず書物全般の歴史にとって画期的なことであった。聖書の活字による最初の印刷は1456年ごろのラテン語聖書の印刷で、聖書の普及に大きな役割を果たすことになった。

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